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滋賀県医師会「国民皆保険制度を守る滋賀県民集会」を開催 |
標記の「国民皆保険制度を守る滋賀県民集会」が12月10日開催され、下記の決議を採択した。
◇決議◇
わが国の健康寿命は飛躍的に伸び、世界保健機関(WHO)の発表によれば日本の健康達成度は世界第1位になりました。一方、わが国の総医療費は国内総生産(GDP)の7.9%、先進諸国のなかでも第17位と低く、世界第1位のアメリカの約半分にしかすぎません。
このように世界でも最も効率の良い、優れた医療を成し得たのは、だれもが、いつでも、どこでも、公平かつ平等に安心して医療を受けることができる国民皆保険制度によるものです。
しかしながら、政府・与党はその最も効率の良い医療費を歳出削減の最大の標的とし、医療制度改革の名のもとに高齢者の自己負担増、高額療養費の上限引き上げなど、そのすべてが公的保険からの給付を縮小することによる医療費抑制策を行おうとしています。さらには、年間の医療費総額を定め、それを上回った時点から健康保険を適用させない医療費総枠管理制の導入も取りざたされています。
このような、財政至上主義による抑制策を社会保障制度に持ち込もうとする政府の姿勢は、国民を無視し弱者を切り捨てるものであり、国民皆保険制度を崩壊に導くものであると言わざるを得ません。
私たちは、一枚の保険証で安心して良質の医療を受けられる、世界に誇る国民皆保険制度を守るため下記のとおり決議します。
記
平成17年12月10日
国民皆保険制度を守る滋賀県民集会
◆問い合わせ先:滋賀県医師会 TEL:077-524-1273
宮城県医師会 第2回「国民皆保険制度を守る宮城県民集会」を開催し決議を採択 |
宮城県民医療推進協議会では、第2回「国民皆保険制度を守る宮城県民集会」を県内で開催し、下記のとおり決議を採択した。 ◇決議◇ 世界保健機関(WHO)が発表する健康達成度の各国比較では、日本人の健康寿命は世界一、総合評価も世界一である。日本の医療保険制度は先進諸国中で最も成果をあげている、優れた制度である。それでも政府は財政のみの観点から、国民を全く無視し、弱者切り捨ての医療保険制度改革を推し進めようとしている。 われわれ宮城県民医療推進協議会は、いつでも、どこでも、だれでも安心して良質な医療を受けられる世界に冠たる国民皆保険制度を守り、国民に医療の質と安全を確保するために次のとおり決議する。
宮城県民医療推進協議会 ◆問い合わせ先:宮城県医師会 TEL:022-227-1591
神奈川県民医療推進会議では、県民集会「健康保険を守ろう!」を県内で開催し、下記の決議を採択した。 ◇決議◇ 平成17年10月19日に厚生労働省が発表した「医療制度構造改革試案」や経済財政諮問会議の意見は、この期に及んでも財政のみを考えたものばかりであり、健康達成度世界一を誇る日本の健康保険制度を崩壊に導き、国民に過度の負担を強いるものである。 このような財政至上主義による医療制度改革は、国民の健康を願うという社会保障の理念に反するものであり、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めるという国の責任を放棄するものである。 われわれは、かかる状況を鑑み、だれもが、いつでもどこでも、安心して平等に医療を受けられる国民皆保険制度を守るため、下記のとおり決議する。 記
以上 神奈川県民医療推進会議
◆問い合わせ先:神奈川県医師会 TEL:045-241-7000
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