白クマ
日医白クマ通信 No.329
2006年2月2日(木)


第10回女性会員懇談会「女性医師バンクと病児保育などについて意見を交換」

第10回女性会員懇談会


 第10回女性会員懇談会が、2月1日、日医会館で開催された。

 報告事項は、(1)都道府県医師会における女性医師に関わる問題への取り組み状況調査、(2)「日本医師会会内委員会への女性会員登用のための調査」の進行状況、(3)日医ニュースの原稿、(4)千葉県医師会女性医師部会設立記念式典、(5)日本医師会の会員向け講習会での託児所の設置−などについてであった。

 協議事項は、(1)次回フォーラム(大阪)、(2)委員会報告、(3)その他−であった。

 冒頭、保坂シゲリ委員長が、本懇談会が多くの成果を収められたことに対する各委員へのお礼の言葉を述べたあと、伯井俊明常任理事が 、中央情勢、女性バンクの件などについて報告を行った。

 会議では、女性医師バンクについて、「設置されることはいいと思うが、どのように運営されるか慎重に見守る必要がある」「将来的には、短時間勤務の正職員という制度を設ける必要がある」などの意見が交わされた。

 また、子どもの発熱時などに、母親が仕事を中断して保育所に子どもを引き取りに行かなければならない現状に対して、「病児保育の充実を図る必要があり、医師会としても取り組んでほしい」などの意見が出された。

 最後に、柳田喜美子副委員長が、「この2年間に、男女共同参画という考え方はたいへんに推進されたと思う。今後は、他の職種に労働基準法が厳しく適用されるのに、医療職種にはそうではないことなどが解決すべき課題となってくると思う」とあいさつした。

◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL03-3946-2121(代)


  日本医師会ホームページ
http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association.
All rights reserved.