日医白クマ通信 No.337 2006年2月23日（木）

大東文化大学法科大学院生が日本医師会で研修

大東文化大学法科大学院の院生10名が、２月22日、指導教授と共に、日医会館を訪れ、平成17年度エクスターンシップ（市民生活法務）の一環として、医師会研修を行った。 　これは、将来医事法務を担う専門法律家を志向し、司法試験合格のための法律科目の教育に加え、医事法・医事法総合という市民生活に直結する法学分野の教育を受講している院生たちへの研修の申し入れに応じたもので、昨年につづき、今回が２回目となる。 　当日は、野中博常任理事が、はじめに、日医の沿革、目的、事業、組織等を概説。さらに、『医師の職業倫理指針―平成16年２月―』『診療情報の提供に関する指針[第２版]』を資料として、日医では、国民の医療に対する期待に応え、患者さんとの信頼関係をもった医療提供体制を構築するために、会員の倫理規範を制定していることを説明した。 　質疑応答では、新薬の保険適用認可、医師数、医療事故の高額賠償など幅広い質問に、野中常任理事が、詳細に回答。国民皆保険制度の保険料未納者増による空洞化問題や混合診療問題まで話が及び、熱気あふれる講演のあと、一行は会館内を見学し、研修を終了した。 ◆問い合わせ先：日本医師会広報課　TEL：03−3946−2121（代）