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平成17年度医療政策会議報告書の記者会見 「財源確保の道―国民との意識の共有を提唱」 |
会長諮問は「医療の質とその財源の確保」で、2月7日に黒川清議長が植松会長へ答申を提出した。 報告書の内容は6つの章から構成され、第I章「医療システムと医療の質」、第II章「医療の質の要素―費用の側面からの検証―」、第III章「医療の質の管理」、第IV章「医療安全」、第V章「医療の質を高めるための施策」、第VI章「財源確保の道」となっている。 第I章では、財政主導による医療費抑制政策が社会の安定を損なうと警鐘し、医師の疲弊、米国企業の事例−経営を圧迫する私的医療保険に言及している。 第III章では、医療費を上げることに対して国民の理解が得られないのは、本来「医療サービス公定価格表」とすべきところ「診療報酬」と呼んでいるため、改定分が全て診療を行う医師の収入に反映されるという誤解がもたれているのではないかと指摘している。 第VI章では、医療費支出がマクロ経済の成長に貢献し、経済を支える社会基盤を安定させることを示し、財源確保に向け国民と意識の共有を図る一層の努力を望みたいとしている。 なお、報告書は、近日中に日本医師会ホームページに掲載する予定となっている。 ◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代) |
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