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* 新しい日本医師会執行部の役員の抱負を、順次紹介します *
日本医師会執行部の役員の抱負 ―岩砂副会長― |
医師の偏在や加重労働、そして、コメディカルスタッフの不足は、大きな社会問題となっている。さらに、公的病院の赤字経営やスタッフ不足による小児科・産婦人科の閉鎖など、さまざまな事例が毎日のようにマスコミで報道されている。 このような厳しい医療環境のなかでも、世界に誇る国民皆保険制度が今後も健全に運用されるよう、医療現場の関係者の皆様方とともに日医は行動せねばならない。 少子高齢化が進む今、医療・介護・福祉の緊密な連携が求められている。この連携に正しい理念と技術を持ち、利用者の幸せのために参加し、貢献できるのは、われわれ医療関係者であり、日医であると断言する。その任務遂行のためには、まずはわれわれ医師会員が医の理念を再確認し、進歩し続ける医学・医療を研鑽しながら、医療現場での協力体制(病診・病病・診診連携)を構築し、効率的な活動をすることが不可欠と思う。そして、この実現のためには、政府与党の協力を得て、行政と連携を密にする必要があり、それには彼らと対峙する日医総研や学会の協力が重要である。 また、地域の医療現場からのダイレクトな情報・苦情・提案を日医に集め、回答・分析することも重要と考える。 ◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL 03-3946-2121(代)
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