内田健夫常任理事は、4月26日、医療制度改革関連法案を審議中の衆議院厚生労働委員会に参考人として出席し、以下の答弁を行った(主要部分)。
糸川正晃委員(国民新党):
内田参考人にお聞きしたいんですけれども、内田参考人の冒頭の御意見、いろいろ聞いていますと、政府案に批判的な部分もあるのかなというふうに感じたわけでございます。そこで、この法案が成立した方が医療がよくなる、このようにお考えなのかなと。その点を一点と、それから、今回の改正案のよい点と悪い点を、御見解をお聞かせいただければなというふうに思います。
内田常任理事:
この点に関しましては重々言い含められておりまして、私のロからはロが裂けても言うなということでございますが、私の認識としては、これからの医療を考える上で、やはり法案の成立はやむを得ないんじゃないかというような認識ではおります。ただ、その中で、運用面で最大の配慮をしていただいて、現場の医療を混乱させない、患者さんが医療が受けられない、あるいは医療が後退するようなことが絶対にないようにしていただきたいということを心からお願いしたいということでございます。
改正案につきましては、もういろいろと申し上げておりますので、その内容につきましては、いいところ、悪いところということで、主にきょうは悪いところについていろいろとお願いをしたわけでございますけれども、やはり、これに乗っかってというか、こういう枠組みの中で対応していくことは必要になってきますので、現場で医療を預かる立場としましては、その辺の運用について十分御配慮をいただきたいということをお願いして、答弁にかえます。
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