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* 新しい日本医師会執行部の役員の抱負を、順次紹介します *
日本医師会執行部の役員の抱負 ―木下常任理事― |
本年三月末まで、順天堂大学産婦人科主任教授として、大学勤務を続けてきたが、このたび図らずも常任理事として、日医に参加させてもらった。 近々の課題として、福島県の産婦人科医が逮捕起訴された、極めて遺憾な事件に端を発した医師法第二十一条の異状死の届出に関する問題があるが、この件については、日医としての一定の見解を目指した討議を開始する予定である。 今日、会員の最大の関心事の一つである医療事故を減らし、医療訴訟を減らしていくためには、具体的な医療安全対策の実践と同時に、学術・生涯教育の分野でも、各診療科が医療安全に直接関係するテーマを選定して、繰り返し学ぶ必要があると思う。 さらに大きなテーマとして、すでに日医に答申された無過失補償制度の将来の導入の問題がある。社会保障制度の一環として、国民的合意を得るために代議士の方々のお力もお借りし、実現に向けた取り組みを進めたいと思う。 ◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代)
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