福島県立大野病院の医療事故に関わる産婦人科医師の逮捕・勾留事件につい
ての問題で、福島県医師会、福島県歯科医師会、福島県薬剤師会、福島県看護
協会の4団体の会長が5月8日に記者会見を行い、医師法第21条の改正や指針
の整備を求める内容の声明を下記のとおり発表した。
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記
安全・安心な地域医療をめざして
- 福島県医師会、福島県歯科医師会、福島県薬剤師会、福島県看護協会は、先
般の県立大野病院の産婦人科医師逮捕事件に関し、次の声明を発表いたします。
声 明
- はじめに、お気の毒な転帰に至られた患者様のご冥福をお祈りするとともに
ご遺族様には心よりお悔やみ申し上げます。
- 私たちは今回の事案は産婦人科という診療科や個別の医療機関、医師に関す
るものではなく、医療提供全体にかかわる大変に重大な問題であると認識して
います。
- また、各方面から様々なご発表、ご連絡をいただきましたことに感謝いたし
ます。
- 全ての医療従事者が萎縮することなく良質な医療を提供できる体制は必須の
ものであり、この観点から私たち四団体は、学術・医療関連団体として、厚生
労働省など関係者に必要な制度改正を含めた努力を強く要望して参ります。
- 医療は、地域の皆様から信頼されてこそ良質なものになると考えます。私た
ち四団体は生涯教育の充実に努めるなど安全で良質な医療の提供を目指し、今
後とも努力する所存です。
- 平成18年5月8日
(社)福島県医師会 会長 小山菊雄
(社)福島県歯科医師会 会長 宮城圀泰
(社)福島県薬剤師会 会長 櫻井英夫
(社)福島県看護協会 会長 西山郁子
文責:福島県医師会常任理事 山森正道
問い合わせ先:福島県医師会 TEL:024-522-5191(代)
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