◆末長会長の経歴◆
去る2月18日の臨時代議員会で、末長敦氏を会長に選出した。
末長新会長は、昭和6年満州大連市の出身。昭和31年に岡山大医学部を卒業、現在、倉敷市で整形外科医院を開設。県医理事・副会長を経て、平成18年現職に就任。74歳。
(1)会長就任に当たっての抱負をお聞かせください
医療について国民に理解を求める努力がこれまで欠けていたと言われても仕方ない状況である。国民に医療の本質を知ってもらう地道な努力が必要である。医療に対して国民からの発言が出てくる様な状態が形成されればと考えている。そのための方策を求めていきたい。
(2)現状の医療制度をどう評価していますか
経済主導の医療制度の改革で、医療は駄目になっている。国民の健康、福祉を守るためには根本的な発想の転換が必要である。
(3)会員の皆さんに訴えておきたいことはありますか
医師が自己の立場のみを主張することなく、大局的に判断して一致団結して医療について主張すればよいと思う。
現在のように医師会、病院、大学が互いに勝手な主張をしている限り医療に対する正しい理解が得られないことを考えてほしい。
(4)座右の銘などはありますか
特にない。誠実に生きることが必要であり、その様に考えて今後も生きていきたい。不誠実な人間を相手にしたくない。
◆問い合わせ先:岡山県医師会 TEL:086-272-3225(代)
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