日医白クマ通信 No.43 2004年12月1日(水) |
各都道府県医師会等主催で国民皆保険制度を守る運動が活発に行われております。参考までに各地の開催予定、開催報告を白クマ通信にてお知らせいたします。
徳島県医師会 |
◆開 催 趣 旨◆
政府の規制改革・民間開放推進会議は、中間とりまとめとして混合診療の解禁を強く打ち出し、本年度中に解禁決定を目論んでおります。混合診療が解禁されれば、医学医療の進歩による新技術が、本来ならば保険に適用されるべきところを自費扱いに据え置かれ、一部の人しか進歩を享受できなくなり、国民医療の不平等と医療費負担の増大を引き起こすことになります。
医療費負担の増大は、利潤追求を目的とした私的医療保険の参入を許し、政府の財政至上主義の下、公的医療保険は縮小・形骸化され、国民が安心できる国民皆保険制度は崩壊することになります。さらに米国のような私的医療保険会社の医療支配を許し、ひいては国民に安心で質の高い医療を提供できなくなります。
相互扶助の精神に基づき、"誰でも、いつでも、どこでも"安心して平等に医療を受けられる国民皆保険制度を守るために、いまこそ国民運動を繰り広げなければなりません。
命は平等であり、必要な医療は誰もが公平に受けたいものです。私たちは、少なくとも病気になったときくらいは、費用のことを心配せずに、安心して医療が受けられるようにしてほしいと心から願い、この県民集会を下記のとおり開催することにしました。
○国民皆保険制度を守ろう
徳島県医療推進協議会 |
◆問い合わせ先:徳島県医師会(電話 088−622−0264)
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