日医白クマ通信 No.45 2004年12月2日(木) |
各都道府県医師会等主催で国民皆保険制度を守る運動が活発に行われております。参考までに各地の開催予定、開催報告を白クマ通信にてお知らせいたします。
広島県医師会 |
「21世紀、県民の健康とくらしを考える会」(竹下虎之助会長:広島県医師会など16団体で構成)は、11月25日(木)午後3時から、広島市中区のアステールプラザ大ホールにおいて、国民皆保険制度を守る広島県民集会を開催し、約400名が参加した。
当日は、「考える会」会長の竹下虎之助広島県社会福祉協議会会長の挨拶で開会。
意見発表に入り、まず高齢者の立場から茅本新一広島県老人クラブ連合会会長が、二番目に医療の立場」から前田泰則広島県薬剤師会会長が、三番目に同じく医療の立場」から本山栄荘広島県歯科医師会会長が、最後に看護・介護の立場から野尻昭代広島県看護協会会長が壇上に立ち、だれでも、いつでも、どこでも安心して平等に医療を受けられる国民皆保険制度を守るため混合診療解禁反対を訴えた。
つづいて、「自己負担が大幅に増大する混合診療の導入に反対する」など3項目からなる決議文を満場一致で採択した。
さらに、女優であり冒険家でもある和泉雅子氏から「健康ばんざい!女優そして極地探検の魅力」と題する講演があり、川瀬泰司広島県柔道接骨師会会長の閉会の言葉で終了した。
(文責:広島県医師会常任理事 中崎哲郎)
岡山県医師会 |
11月28日(日)午後2時〜4時15分まで岡山衛生会館三木記念ホールにおいて、岡山県医師会、岡山県歯科医師会、岡山県薬剤師会、岡山県看護協会の四師会主催で開催した。
岡山県看護婦協会山崎洋子理事の司会により県医師会平野隆茂副会長の開会宣言に続き主催者を代表して県医師会小谷秀成会長が挨拶、来賓として出席された岡山県愛育委員連合会藤本貴子会長が「医療を受ける側の代表として医療の充実、生活環境の改善も相まって健康寿命世界一となったが、これは速やかに優れた医療サービスを受けられる公平平等な医療制度が有ったから世界一になれた」と、現在の医療制度継続の必要性を強く訴えた。
国民医療推進協議会作成ビデオ「もしも混合診療が解禁になったら」を上映し問題点を再確認するとともに、一体感を高めた。
なお、岡山県医師会の末長敦副会長から決議文の提案があり、全員一致で採択された。
『国民医療推進協議会』は本日、岡山県民による『国民医療を守る岡山県民 集会』を開催し 全会一致で「国民皆保険制度の維持、並びに混合診療解禁反 対」を要求する。
国民の健康を守るために、国際的に世界で最も優れていると評価されている 日本の国民皆 保険制度を根底から破壊する『混合診療導入解禁』に対して、 断固反対を決議する。
平成16年11月28日
国民医療を守る岡山県民集会
最後に元プロ野球監督で徳島県教育委員の上田利治氏が「監督のリーダーシップとチームワーク」と題した特別講演があり、参加者はリーダーの下に一致団結し目的成就に向けて邁進する術を学んだ。
(文責:岡山県医師会理事 笠井英夫)
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