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定例記者会見 「療養病床の再編に関する緊急調査」を実施 |
天本常任理事は、今回の療養病床の再編および7月から実施された診療報酬改定を踏まえて、ほぼ5割とされている「医療区分1」の入院患者の実態や診療報酬上の影響(本年7月診療分の実態)等を把握するため、緊急の調査を実施することになったと、その経緯を説明。「今回の緊急調査は、全国の医療療養病床を有する、すべての医療施設を対象にし、8月末までに調査票を回収、9月下旬ころを目標に、データの分析を行う予定である」と述べた。 調査内容に関しては、(1)医療施設のプロフィール、(2)入院基本料5区分別の延べ診療実日数―特に「医療区分1」において、対象となっている患者さんの状態や診療の実態等、さらに、(3)7月31日時点の「医療区分1」において、退院を前提にした待機者の状況(介護保険施設等の量的因子、処置内容の問題)、(4)医療療養病床全体での7月分の合計請求点数と1年前の同月点数との比較、(5)療養病床の再編に伴い、今後、廃止を含めた各施設の方針―などについて調べる。 天本常任理事は、今回のドラスティックな改定が社会資源の損失につながるのかという実態を把握し、その影響度が強ければ、データに基づいた形で、きちんと意見を主張していきたいとの意向を示した。 ◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代) |
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