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第1回会員の倫理・資質向上委員会 会長諮問は「『医師の職業倫理指針』の見直しについて」 |
第1回会員の倫理・資質向上委員会が、8月28日、日医会館で開催された。委員会では、平成16年に作成された『医師の職業倫理指針』を見直し、指針のさらなる充実を図ることが決まった。 日医では、昭和26年に『医師の倫理』綱領を設け、会員のさらなる職業倫理の高揚に努めてきた。委員会の前身となる「会員の倫理向上に関する検討委員会」では、社会状況の変化などを鑑み、平成12年に『医の倫理綱領』を作成。平成16年には、「会員の倫理向上委員会(改称)」が、世界主要国の状況を参照しながら、より具体的な内容を示す『医師の職業倫理指針』を取りまとめ、全会員に配布している。また、前期(平成16・17年度)の委員会では、諮問「『医師の職業倫理指針』徹底の具体的方策について」検討を重ね、自浄作用活性化活動の支援・強化や、生涯教育の強化・必修化などの提言を行っている。 委員会は、羽生田俊常任理事の司会で開会。冒頭、あいさつに立った唐澤祥人会長は、委員会に対する期待などを述べたあと、委員長に、森岡恭彦日医参与を指名。森岡委員長に、諮問「『医師の職業倫理指針』の見直しについて」を手交した。 自由討議では、委員会で取り扱うテーマの範囲や、作成後の指針の取り扱い方法などについて、幅広い意見交換が行われた。 今後は、委員会に作業部会を設置し、議論の大まかな方針等を決定する。また、委員会の下に設置される、(1)一般的職業倫理、(2)終末期医療の倫理、(3)医学研究の倫理、(4)生殖医療の倫理―の各分科会において検討を進め、全体委員会で、指針の原案を作成する予定。作成した原案については、ホームページ等を通じてパブリックコメントを求め、平成20年2月を目途に最終案を取りまとめることとなる。 問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代) ※唐澤祥人会長の「祥」の字は機種依存文字のため、近い字を使用しております。ご了承ください。 |
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