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定例記者会見 フィリピン人看護師受け入れ問題に関する日医の見解について |
羽生田俊常任理事は、「日本とフィリピンの経済連携協定で、フィリピン人看護師、介護福祉士、介護福祉士の候補者の受け入れ(最終的には、日本の国家資格取得が必須)が決まったが、日医としてはこれに反対してきたわけではない。今回の決定でも、日本の看護師不足の解決案とはならないし、日医は本来これら医療関係職種は国が責任をもって養成することが基本であると考えている」と述べた。 また、国家間の協定に基づく措置なので、受け入れの実習病院については、一定の基準を満たすものでなければならないとして、現在の看護学生を受け入れている施設基準があるので、それに準ずることが必要だとの認識を示した。同常任理事は、「施設担当者などがフィリピンまでいって面接を行い、現在の研修医制度と同じように、本人と施設とのマッチングということが行われる。ここで問題になるのが地域差であり、給与については、都心と地域で、日本国内で差があるので、生活指数などを取り入れて、単純に給与の比較で判断しないよう、いろいろな要素を勘案できるように厚労省にお願いしている」と見解を述べた。 ◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第1課 TEL03−3946−2121(代) |
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