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第1回学術推進会議(IV) 「日医認定かかりつけ医(仮)について検討」 |
前期学術推進会議の報告書では、わが国の専門医制度についてのあり方を検討し、二段階による専門医の認定、第三者機構の設立、日医生涯教育制度との関連などについて提言したが、今期はかかりつけ医の質の担保をテーマに、日医認定かかりつけ医(仮)について検討を行う。 冒頭、あいさつに立った唐澤祥人会長は、前期の報告書の内容を説明するとともに、「専門医とかかりつけ医、あるいはスペシャリストとジェネラリストと分類すれば、後者の機能充実、質的向上に日医生涯教育制度の果たす役割は大きい」として、前期の議論をさらに進め、かかりつけ医の質の向上・担保について道筋を示すよう委員に要請した。 座長には高久史麿氏(日本医学会会長、自治医科大学長)、副座長には吉原忠男氏(埼玉県医師会長)が選任され、会長が諮問書「かかりつけ医の質の担保について―日医認定かかりつけ医(仮)の検討」が手渡された。 議事では自由討議が行われ、かかりつけ医について、「家庭医に名称を変えた方がわかりやすいのではないか」「資格とは違い、患者が決めるものだ」「ゲートキーパーとして他医療機関への紹介能力も求められる」などの発言があったほか、学会が認定する専門医制度の問題点や、多くの科を標榜したがる医師への対応などが話題となった。質の担保については、座長が関連学会と協力して日医の生涯教育を受けた医師を認定するような制度を創設したらどうかと提案した。次回(12月8日)よりその是非について議論を開始する。 ◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代) |
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