白クマ
日医白クマ通信 No.528
2006年11月9日(木)


定例記者会見
「腎移植問題に対する日医の見解を表明」

木下勝之常任理事


 木下勝之常任理事は、11月8日、日医会館で記者会見を行い、宇和島徳洲会病院等における腎移植問題に対する日医の基本的な考え方を明らかにした。

 同常任理事は、まず、今回の事件について「現在、報道されているところでは、疾患により摘出したとされる腎臓の移植、複数の病院が関わったとされること、非親族間の移植などの事実が次々に明るみにされているが、これらが事実であるとすれば、きわめて遺憾である」としたうえで、医師としてこのようなことは厳に慎むべきであったとの感想を述べた。

 さらに、同常任理事は、「死体からの移植であれ、生体臓器の移植であれ、法律ならびに各種学会が定めるガイドラインに基づいて行われるべき」と、臓器移植に関する日医の基本的なスタンスを説明。今回の事件によって、医療に対する国民の不信感が増幅することに危機感を示した。

◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第1課 TEL:03-3946-2121(代)


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