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定例記者会見 「在宅における医療・介護の提供体制に関する指針を公表―日医」 |
指針では、今後、高齢者に対する医療と介護が協働する地域ケア体制の整備を行っていくには、従来からの「病院・施設における療養」に加えて、「在宅療養」においても医療が係わりを持つことが望まれると指摘。その実現のためには、医師会が医師の意識改革を促し、支援していくことが重要になるとしたうえで、日医としての高齢者の医療と介護に関する3つの基本的な考え方(1.尊厳と安心を創造する医療、2.暮らしを支援する医療、3.地域の中で健やかな老いを支える医療)とそれを具現化するための7つの提言(「高齢者の尊厳の具現化に取り組もう」等)を明示。さらに地域における「在宅死」の追及と支援をも行っていきたいとしている。 指針の内容を概説した天本宏常任理事は、「これからの少子高齢社会において、本来の医療・介護のあるべき姿というものを追求していくうえでの日医としての基本的なスタンスを示したものである」と指針の位置づけを説明。「各地域でもこの指針に示された考え方に基づいて、地域の特性に応じた取り組みを行ってほしい」と要望した。 また、同常任理事は、従来の医療に加え、住民の住み慣れた地域での在宅療養を支える医療、すなわち「在宅医療」の役割が重要との考えから、日医で初めての在宅医研修会を2月4日に開催することを報告。来年度も開催していくことで、国民の信頼を得るとともに、将来に対する安心感を創造していきたいと述べた。 なお、指針の全文については日医のホームページを参照されたい。 問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03−3946−2121(代) ◆指針の全文(定例記者会見資料/平成19年1月10日)はこちらから
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