白クマ
日医白クマ通信 No.571
2007年1月12日(金)


岡山県医師会「国保中央会の報告書に反対する決議」

 岡山県医師会は1月10日開催の本年度第37回理事会に於いて、全会一致で以下の決議を採択しました。

決 議

 平成18年12月25日付で、国保中央会より提示された『高齢社会における医療報酬体系のあり方に関する研究会』の報告書に於いて、『診療所のかかりつけ医を登録主治医とし、初期診療に於いては登録された主治医以外受診出来なくさせるというフリーアクセスの制限と、診療報酬はその登録した高齢者の人数に応じた定額払い方式とすること』を求めている。

 このような人頭制社会保険制度を導入した英国においては既に医療が破綻し、悲惨な結果を招いている厳然とした事実がある。自由な受診を制限するこの制度の導入は、現在の日本の医療を根底から破壊するものであり、国民の健康を預かる医療人として、到底容認出来るものでなく、断固反対する。

平成19年1月10日
岡山県医師会

◆問い合わせ先:岡山県医師会 TEL:086-272-3225


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