白クマ
日医白クマ通信 No.591
2007年2月15日(木)


広島県医師会
県民フォーラム「『安心してくらすために』―本当に大丈夫?日本の医療、福祉、介護―」を開催

 平成19年1月20日(土)、広島市内で「21世紀、県民の健康とくらしを考える会」(広島県医師会を含む16団体)ならびに中国新聞社の共催による県民フォーラムが、「『安心してくらすために』―本当に大丈夫? 日本の医療、福祉、介護―」をテーマに開催された。

 当日、「21世紀、県民の健康とくらしを考える会」の竹下虎之助会長のあいさつでは「本来セーフティネットの精神によって維持されてきた社会保障が崩壊の危機にある」と、つづいて、(1)村上須賀子広島大学教授の基調講演では「あれよあれよという間に変わり、医療改革、福祉改革という名のもとに、世界に誇れる日本の医療制度の安心保障が崩れてきた。医療費削減政策に待ったをかける広がりが今日、ここで始まれば」と締めくくられた、(2)日本医療ソーシャルワーク研究会のメンバーによる寸劇では療養病床の削減に伴う介護難民である本人・家族の苦悩、医療費削減問題等削減策による諸問題を演じ、(3)遥洋子氏(タレント・作家)の講演「『脱・介護神話』〜あなたと私の笑顔のために〜」では赤裸々な介護体験を、(4)5人の難病の会などそれぞれの立場の方々によるメッセージ―が行われた。

 フォーラムには、約1,200名の県民が出席し、盛会裏のうちに終了した。

(文責:広島県医師会常任理事 温泉川梅代)

◆問い合わせ先:広島県医師会 TEL:082-232-7211


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