白クマ
日医白クマ通信 No.598
2007年2月20日(火)


和歌山県医師会
「これでいいのか!今の医療制度−これからの高齢者医療を共に考える−和歌山県民集会」

 和歌山県医療推進協議会主催により、標記県民集会を2月15日和歌山県和歌 山市内で開催し、下記の決議を採択した。

*決 議*

 日本は世界に誇る医療保険制度の下で健康寿命を延伸してきた。  しかし政府は、国民を全く無視した医療保険制度改革を推し進めようとして いる。  

 経済財政至上主義にとらわれた改革によって、患者の負担だけが重くなり、 病気を持った人達は受診を控えるとともに大きな不安を抱いている。医療は生 命に直結するものであるだけに、必要な医療は誰もが公平・平等に安心して受 けられるものでなければならない。これは国民の権利として、国が保障すべき ものである。しかしながら、今回の医療制度改革関連法においても、国はまた もや医療費を抑制する手段として患者負担増を断行した。

 われわれは、安心して健康に暮らすことのできる社会の実現のため、政府・ 与党に対し下記事項を強く要求する。

一、誰もが安心して受診できる国民皆保険制度の堅持
一、高齢者の患者負担のさらなる増大に断固反対
一、介護難民、医療難民を生む療養病床の削減に断固反対

平成19年2月15日
これからの高齢者医療を共に考える和歌山県民集会

◆問い合わせ先:和歌山県医師会 TEL:073-424-5101


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