白クマ
日医白クマ通信 No.62
2005年1月25日(火)


日本医師会から動物由来感染症ハンドブックが刊行される

 日本医師会の感染症危機管理対策室は、市民公開講座「動物由来感染症」の開催にあわせ、ヒトと動物の共通の感染症の実態を知り、正しい知識を身につけていただくため、国民向けパンフレット「動物由来感染症ハンドブック〜ペットからの感染を防ぐために」を刊行した。

 室長の雪下國雄常任理事の「はじめに」に続き、第1章イヌからうつる、第2章ネコからうつる、第3章トリからうつる、第4章ウサギ・ハムスターからうつる、第5章輸入動物からうつる、第6章予防方法−からなっている。パスツレラ症、レプトスピラ症、狂犬病、イヌ・ネコ回虫症、オウム病、皮膚糸状菌症、サルモネラ症などについて、動物の症状、ヒトの症状、感染経路、予防などについて記述されている。

 都道府県医師会、都道府県獣医師会などに送付するほか、希望者には無料で配布し、ホームページにも掲載する。

 なお、市民公開講座の模様は、3月26日(土)23時30分から、NHK教育TV「土曜フォーラム」において、70分間全国放送される。


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