白クマ
日医白クマ通信 No.665
2007年5月28日(月)


中学生が日医に訪問学習

中学生が日医に訪問学習


 岐阜県郡上市立白鳥中学校の3年生の生徒13名が、5月24日、訪問学習で日医会館を訪れた。

 日医からは羽生田俊常任理事と、内田健夫常任理事が出席。

 羽生田常任理事は歓迎のあいさつの後、日医の成り立ちや活動、世界の保健をめぐる動きなどを紹介した。つづいて、中学生から活発に出された質問「長生きの秘訣」「HIV、白血病、がんなどの治療法」「医師不足対策」「災害発生時の緊急医療体制」などに対して、両常任理事が答えた。

 長生きの秘訣については内田常任理事が、単に長生きするのではなく健康で長生きすることが重要だとし、適度な食事、運動、睡眠を心がけた規則正しい生活を強調するとともに、たばこがもたらす健康被害や、糖尿病の仕組みと症状についても説明した。また、医師不足については、医学部定員の地域枠や地元の奨学金制度を設けたり、医師の派遣、集約化などの政策が進められていることを説明。日医でも、女性医師が働き続けられる環境を整えるために、女性医師バンクを創設したことを紹介した。

 災害発生時の緊急医療体制については、羽生田常任理事が阪神・淡路大震災の教訓から、アマチュア無線などを用いた災害時における情報集約のための取り組みが進められていることや、医師会同士が連携して対策を練っていることを説明。インドネシアのジャワ島中部地震では、日医が義援金を寄付するなど、世界の災害にも目を向けて活動しているとした。

 このほか、両常任理事はHIVをめぐる医療の状況を説明するとともに、自分の身は自分で守るよう性感染症予防の大切さを訴えた。

◆問い合わせ先:日本医師会庶務課 TEL:03-3946-2121(代)


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