日医白クマ通信 No.69 2005年2月9日(水) |
冊子「医療機関における個人情報の保護」を作成 |
松原謙二常任理事は、2月8日の記者会見で、日本医師会が冊子「医療機関における個人情報の保護」を作成したことを公表した。
厚生労働省は昨年12月に定めたガイドラインに具体的な内容を示しているが、本冊子はこのガイドラインに基づいて医療機関を運営していくうえで必要な運用のための解説書として作成されたものである。具体的な内容としては、(1)個人情報保護法の説明A院内用書式のモデル(院内掲示、リーフレット、開示請求書、開示請求回答書など)(2)院内規則のモデルなどから成る。
2月25日の都道府県医師会個人情報保護担当理事連絡協議会で内容を説明するとともに、日本医師会雑誌3月15日号に添付して、日医全会員に配布する予定となっている。
松原常任理事は、個人情報保護法に関する取り組みについて、「デジタル化され、瞬時に国を越えて伝わってしまうデータをいかに保護するかという観点から必要なものとなっている」と解説するとともに、従来から実施している"診療情報の提供に関する指針"についても、「インフォームド・コンセントを完璧にして、患者さんおよび遺族との人間的な信頼関係を更に構築していきたい」と述べた。
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