白クマ
日医白クマ通信 No.694
2007年7月13日(金)


第8回男女共同参画委員会
「日医主催の男女共同参画フォーラムについて最終確認」

第8回男女共同参画委員会


 第8回男女共同参画委員会が7月11日、日医会館で開催された。

 宝住与一副会長のあいさつに続いて、開催が目前に迫った「第3回男女共同参画フォーラム」について、説明や最終確認が行われた。

 今回のフォーラムは、「医師の勤務環境の改善を目指して」をテーマに、今月28日(土)午後1〜4時に神奈川県横浜市の神奈川県総合医療会館で開かれる。

 プログラムは、第1部で女性医師バンクや各地の再研修制度など、日医の医師再就業支援事業を報告。第2部では、厚生労働省の松谷有希雄医政局長、大谷泰夫雇用均等・児童家庭局長、内閣府の板東久美子共同参画局長を招き、「女性医師の勤務支援を巡って」をテーマにラウンドテーブルディスカッションを展開し、その後、会場も交えて総合討論を行う。

 また、フォーラムでは宣言を取りまとめるとともに、女性医師が就業継続するための保育システムとして、各医療機関に院内保育施設の設置を義務付けることや、地区医師会に「育児システム相談員(仮称)」を設置することなどを提案する予定で、この日の委員会では趣旨や文案を確認した。

 引き続き行われたフリーディスカッションでは、各委員が地域の状況などを報告したが、「子育てに参加したいと言う男性医師も多い」として、女性医師だけでなく男性医師も含めた医師全体の就業環境改善の必要性が指摘されたほか、「出産や子育ての間、大学院に戻るケースもある。奨学金などの支援はできないか」との提案があった。また、「現在の医師不足という情勢をとらえて行動したい」との発言もあり、保坂シゲリ委員長は各地域からフォーラムへの積極的参加を呼びかけた。

◆問い合わせ先:日本医師会企画課 TEL:03-3946-2121(代)


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