白クマ
日医白クマ通信 No.695
2007年7月13日(金)


定例記者会見
「日本の医療を守る国民運動」の各県の取り組みを報告―中川常任理事

 中川俊男常任理事は、7月11日の記者会見で、「日本の医療を守る国民運動」の各県の取り組み状況について報告した。

 今回の「国民運動」は、4月18日に開催した国民医療推進協議会(医療関係団体を中心に40団体で構成され、唐澤会長が会長を務めている)の第5回総会において、実施が満場一致で承認されたものであり、その目的は医療提供体制の再構築と国民皆保険制度の堅持を訴えることにある。具体的な活動内容としては、(1)5月18日に「国民医療を守る全国大会」と題した国民集会を東京で開催すること、(2)地方においては、都道府県医師会を中心に組織されている「都道府県医療推進協議会」主催の地域集会を開催し、地方自治法第99条に則った国会等への意見書の提出を地方議会に要望していくことであった。

 同常任理事は、都道府県医師会から寄せられている活動報告件数について、国民医療推進協議会総会前に自主的に行われたものも含め、「地域集会等において決議を採択した」との報告は34件、「意見書提出を求める要望・請願活動の結果、地方議会が意見書の提出を採択した」との報告は12件あり、この他、地域医師会からも、地域集会を開催し、決議を採択した等の報告が多数寄せられていることを明らかにした。

 そのうえで、同常任理事は、「日医では、このような全国各地の活動と協調しながら、国民の生命と健康を確保し、国民が”医療格差”に苦しむことなく、安心して暮らせる社会づくりを目指していく」と述べ、今後も地域住民参加型の活動に積極的に取り組んでいく姿勢を示した。

◆問い合わせ先:日本医師会庶務課 TEL:03-3946-2121(代)


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