日医白クマ通信 No.7 2004年10月26日(火) |
新潟県医師会中越地震状況 |
◆No.1
平成16年10月25日
◇現在状況 新潟県医師会 総務課等との電話での状況報告◇
(1)現在、小千谷市、十日町市、山古志村は、停電が続き、診療等は出来ない状態です。
(2)新潟県医師会からの報告では、新潟県中越地区の小千谷市北魚沼郡医師会、長岡市医師会の事務局と連絡をとっているが、電話連絡さえ十分繋がらず、ここの会員には、尋ねるなどしなくては、状況が分かり難く、テレビで状況を掴む状態とのことです。
(3)また道路もいたるところで寸断されており、確認には時間がかかるとのことで、郡市医師会の会員等の詳しい状況は把握できていない。
(4)今のところ人的な大きな被害は聞いておりません。とのことです。
(5)診療所医師、医師会職員なども避難命令で、余震の危険から避難中で、診療所での診療は設備が可能でも出来ない状態の様子です。
長岡市内の病院で、毛布等の物資等が不足しているとの情報があり、午前中、役員、庶務課、局長付調査室での対策打合せ会議で、日本医師会の備蓄の毛布等を搬送できないかの検討をすることとしました。上記中越地区には、道路が寸断され搬送できないので、とりあえず、希望病院 3病院を新潟県医師会から連絡を受けて、軽トラック4台で、毛布、非常用食料、簡易トイレ、ホカロン等の不足物資を26日早朝に直接配送します。
新潟県医師会からの指示で行う形とする予定です。
明日午前中に、新たな状況の情報を依頼してありますので、明日午前中に改めてご報告します。
◆No.2
平成16年10月26日
◇10月26日 10時50分現在 新潟県医師会総務課との電話連絡◇
最新状況
(1)新潟県医師会で、小千谷市と十日町に衛星携帯電話を持参し、現地に向かった。状況は判明次第、報告とのこと。(衛星携帯電話は日医からの補助金で購入が判明)
(2)現在、小千谷市は、依然、電気、ガス、水道は復旧のめどが立たず、診療は出来ない状態。診療所に戻り診療所の状況の報告1例あり、診療所は、めちゃめちゃで診療再開に良くて1ヵ月半はかかると、ある会員からの報告があり。これは市内で、他の診療機関はさらに被害は大きいことが予想されるとのこと。
(3)地名からだけでは、地域格差が大きいので、状況等一概にいえないとのこと。
(4)十日町市は、徐々に復旧中。診療等は出来ない状態。
(5)新潟県医師会からの報告では、新潟県中越地区の小千谷市北魚沼郡医師会職員1名、長岡市医師会 事務局職員も被災しているとの連絡もあり。(未確認)
(6)長岡の旧市内は、復旧が早いが、周辺部は、復旧は遅れている。
(7)日本医師会から衛星携帯電話にて、事務局長が連絡を入れたが、小千谷市北魚沼郡医師会 電話を呼ぶが出ず。長岡市医師会 お話中。
◇長岡市内3病院への救援物資搬送◇
(1)長岡市内の病院3病院への物資は、到着配布終了。毛布、食料等喜んでいるとの連絡あり。(日本医師会災害時用備蓄用品、食料 240名3日分)
(2)救援物資希望病院 長岡中央病院 立川総合病院、吉田病院 の3病院に搬送。軽トラック3台で、毛布、非常用食料、サバイバルシート、ホカロン等を中心とした救援物資。一部に簡易トイレ、生理用品等の不足物資搬送。
(3)新潟県医師会からの指示で行う形とした。
(4)新潟県医師会より、現地との状況は判明次第連絡が入る予定。
以上 県職員との電話での報告。
なお、何か情報がございましたら日医広報課(wwwinfo@po.med.or.jp)までお寄せください。
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