白クマ
日医白クマ通信 No.713
2007年8月23日(木)


定例記者会見
「AMDAがペルー沖地震緊急医療活動を開始」

石井正三常任理事


 石井正三常任理事は、AMDA(Association of Medical Doctors of Asia:1984年に設立された国際医療ボランティア組織)が日医と連携を取り、ペルー沖地震緊急医療活動に対する支援を開始したことを、8月22日の定例記者会見で公表した。

 ペルーでは、8月15日の午後(日本時間16日午前)にマグニチュード8.0の地震が発生。死者数は510人、負傷者は1,500人を超えるなど、大きな被害が出ている。この状況を踏まえて、AMDAでは、第一次緊急医療チームの派遣を決定。日医がその活動の支援をすることとなった。

 AMDAからの報告によれば、18日に日本を出発した第一次緊急医療チームは、19日に首都リマに到着。20日の夕刻からは、被災地のサン・ホセ・デ・ロスモリスで、新潟県中越沖地震の際と同様に日医の腕章を付けて、緊急医療支援活動を開始したという。また、今後は、AMDAボリビア支部からも医療チームの派遣を求めるとしている。

 記者会見のなかで、石井常任理事は、今後もAMDAの緊急医療活動を支援していくとの考えを示すとともに、現地のペルー医師会とも連絡を取り、今回の支援活動に対して連携が図られるよう依頼したことも明らかにした。

◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代)


  日本医師会ホームページ
http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association.
All rights reserved.