|
定例記者会見 日本医師会「診療所に関する緊急調査」の実施―中川俊男常任理事 |
近年、勤務医の過重労働の実態が明らかになるなかで、「診療所の医師が楽をしているから、勤務医が疲弊する」という誤解に満ちた報道が行われている。 厚生労働省が時間外診療における現場の実態調査を行っているが、これらの調査が、誤った政策に繋がらないよう、日本医師会でも緊急調査を行った。 調査内容は、(1)診療所時間内および診療時間外の活動に関する調査(診療所の医師が、診療所の管理業務以外に、学校医や産業医としての保健活動、医師会活動、研修活動など費やす時間の把握)、(2)診療所開設者の年収に関する調査(診療所管理者の実質的な可処分所得の把握)―としている。 調査対象として、緊急的に4地域(北海道札幌市、東京都板橋区、山口県、鹿児島県)を選び、日医会員の診療所を対象に、(1)3,201医療機関(法人立・個人立)、(2)1,528名(個人立)に対して調査を実施した。 同常任理事は、9月中に結果を公表し、次年度の診療報酬改定が適切に行われるためのデータとして、活用して行きたいと発言した。 ◆問い合わせ先:日本医師会 総合医療政策課 TEL:03-3942-6514 |
日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/ Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved. |