日医白クマ通信 No.72 2005年2月16日(水) |
大東文化大学法科大学院生が日本医師会で研修 |
大東文化大学法科大学院の院生9名および指導教授1名が2月16日、日本医師会館において平成16年度エクスターンシップ(市民生活法務)の一環として医師会研修を行った。
昨年4月より新たに発足した法科大学院においては、司法試験合格のための法律科目の教育に加えて、医事法・医事法総合という市民生活に直結する法学分野の教育も行われており、受講する院生は将来医事法務を担う専門法律家を志向している。そのカリキュラムの一貫として、昨年8月、同大学院より植松治雄会長宛に申し入れがあり、今回の研修が実現したものである。
当日は最初に、野中博常任理事が日医の沿革、目的、事業、組織、国際交流等の概説を行い、特に日本の医療保険制度を支える三本柱(国民皆保険体制、現物給付方式、フリーアクセス)について、詳細な説明がなされた。続いて、藤村伸常任理事より、日本医師会医師賠償責任保険について、医療安全に向けた日医の取り組みも含めて解説が行われた。
質疑応答の後、弁護士でもある須田清教授より、「患者の人権に配慮して、医師一人一人が熱意と人道的配慮で努力していることを学生に勉強して欲しかったので、今回の機会を与えて下さったことに心から御礼を申したい」との謝意の言葉があり、研修は終了した。
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