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定例記者会見 平成19年度全国医師会勤務医部会連絡協議会 “沖縄宣言”について |
鈴木満常任理事は、定例記者会見で、平成19年度全国医師会勤務医部会連絡協議会が、10月13日、「高めよう勤務医の情熱、広げよう勤務医の未来」をメインテーマとして、沖縄県医師会の担当により、那覇市内で開催されたことを報告した。
同常任理事は、「全国の勤務医は、過重労働で疲弊しきっているが、そうした状況下でも、医師としての強い使命感と自己犠牲によって地域医療を支えている。しかしながら、それももはや限界にきていることから、そういった勤務医の声が“沖縄宣言”という形で採択されたので報告させていただく」と述べ、当日、満場一致で採択された“沖縄宣言”を紹介した。
そして、今後はこの宣言を積極的に関係各方面へ送付して、勤務医の過酷な現状に対する理解が一層深まるよう努めたいと結んだ。
沖縄宣言
近年、全国勤務医の働く環境は、医師の献身的努力では改善できない厳しいものとなり、地域医療崩壊が現実のものとなっている。
我々、全国の勤務医は、医療の質の向上と共に、医療の安全を追求し、医の倫理を保持できる環境を取り戻すために次のように宣言する。
1.地域医療崩壊の原因となった財政主導による医療費抑制政策を改めるよう求める。
1.勤務医不足により劣悪になった勤務状態を改善し、地域医療を担う勤務医を増やす施策を求める。
1.女性医師が、仕事と家庭を両立できるきめ細かい支援体制の構築を求める。
1.開業医と勤務医、地域住民は互いに連携し、地域医療の再生を目指す。
1.勤務医は医療の質の向上と安全を目指し、地域住民と共に活動していく。
平成19年10月13日
全国医師会勤務医部会連絡協議会・沖縄
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