日医白クマ通信 No.78 2005年3月8日(火) |
第34回臨床検査精度管理改善検討会 参加施設数が過去最高に |
第34回臨床検査精度管理改善検討会が、3月4日、日医会館大講堂で開催された。
冒頭、植松治雄会長(寺岡暉副会長代読)はあいさつのなかで、臨床検査医学領域の学問、技術が大きく進歩し、検査施設のシステムの自動化・効率化が図られるなかでの臨床検査の精度管理、質の管理といったクオリティー・コントロールの重要性に触れ、さらによりよいものにしてほしい旨強調した。
尾辻秀久厚生労働大臣(二川一男厚生労働省医政局経済課長代読)の来賓あいさつの後、担当の橋本信也常任理事は第38回臨床検査精度管理調査が、従来どおり10月の1回調査となった経緯を説明するとともに、(1)参加施設が過去最高の2,917施設になったこと、(2)検査項目に網赤血球比率検査が追加され、48項目となったこと、(3)前年度に比して、成績が向上したこと等を報告した。
引き続き、各項目(統計学的分析、臨床化学検査、血清学検査、血液学検査、測定装置利用の動向)についての臨床検査精度管理検討委員会委員による講評が行われた後、巽典之同委員会委員長は、「次年度は日本臨床衛生検査技師会や日本衛生検査所協会、都道府県医師会との共同作業・協同評価の可能性を模索し、また、検査の国際化も検討したい」と総括した。
総合討論では多数の質問が寄せられ、最後に橋本常任理事があいさつを行い、閉会となった。参加者は665名。
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