白クマ
日医白クマ通信 No.793
2007年11月21日(水)


横須賀市医師会「第12回横須賀市医師会災害救護訓練」

第12回横須賀市医師会災害救護訓練


 平成19年11月10日土曜日の午後2時から、第12回横須賀市医師会災害救護訓練が行われた。会場は横須賀市救急医療センターで、平成17年度より医師会が横須賀市から委託を受けて運営しており、ここは災害発生時には一次救急対応と二次、三次への橋渡しの拠点となる医療機関であると考えられている。

 当日の参加総数は151名で、横須賀市医師会以外からも歯科医師会、薬剤師会、放射線技師会、消防本部等市関係、横須賀市アマチュア無線局非常通信連絡実行協議会、横須賀災害ボランティアネットワーク等多方面から参加をいただいた。

 今回の訓練の目的は、(1)救急医療センターにおける災害発生時の初動体制の確認、(2)多数傷病者搬送時における救護訓練の体験であった。訓練は救急医療センター閉院時に地震が発生したと想定し、それから関係者の集合、救護所の立ち上げ、役割分担の決定、模擬患者の来院、トリアージと模擬応急処置の実施、応援スタッフの配置と実際に即した流れで訓練は進められた。また、アマチュア無線を利用した伝達訓練では、当センター、医師会本部、横須賀共済病院、横須賀市中央方面隊に開局、今回は音声伝達以外にも、初めての試みとしてパケット通信(無線機とPCを繋げ、メールのように文字でのやり取りが可能)も併用して行った。

 多方面からの絶大なる協力を得て、今年も有意義な訓練を行うことができた。災害時には横の連携の大切さを再認識できたと思われた。

(文責:横須賀市医師会理事 三屋公紀)

◆問い合わせ先:横須賀市医師会 TEL:046-822-0542


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