白クマ
日医白クマ通信 No.874
2008年3月13日(木)


潜在看護師再就業支援モデル事業をスタート―日医

羽生田俊常任理事


 羽生田俊常任理事は、3月12日の定例記者会見で、15の県医師会を対象として、潜在看護師再就業支援モデル事業を行うことを明らかにした。

 本事業は、准看護師・看護師の免許資格がありながらも医療現場から離れているいわゆる「潜在看護師」に対して、再就業の支援を行うことによって、医療現場への復職を促し、不足している看護職員を確保することを目的として日医が実施するものである。当初は5医師会程度を対象としてモデル事業を実施する予定であったが、各医師会の関心が高く、大幅に対象を拡大して、今回実施することとなった。

 同常任理事は、今回の事業の開始に当たっては、まず、事業に参加してもらう各医師会に潜在看護職員の把握をしてもらい、その人たちを対象としたアンケート調査を実施すると説明。調査では、看護職員としての職歴、離職した理由等を聞き、その結果を基に、潜在看護職員に医療現場に復帰してもらうためにはどのような施策が必要なのか等を分析し、日医として、看護職員不足の解消に向けた具体的な取り組みを行っていきたいとした。

 日医では、5月末を目途にアンケート調査の結果を取りまとめ、公表したいとしている。

 なお、事業に参加する医師会は、青森・岩手・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・石川・岐阜・愛知・三重・兵庫・徳島・福岡・沖縄の15県医師会となっている。

◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第一課 TEL:03-3946-2121(代)


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