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緊急記者会見 「今後の日医の方針などを説明」―唐澤会長 |
唐澤会長は、過去2年間を振り返って、「社会保障費の国庫負担を年2,200億円削減するという方針を国が打ち出したり、格差拡大につながる恐れのある医療制度改革が始まるなど、スタート時は大変厳しい船出であった」としたうえで、その後は、国民が安心できる最善の医療を取り戻すべく、「グランドデザイン2007」を公表するとともにし、そこに示された理念に基づいて、国の医療費抑制政策の方向転換を目指して、執行部一丸となって取り組んできたと強調した。 平成20年度の診療報酬改定については、本体のプラス改定を実現することができたものの、その数字は限りなくゼロに近いものであり、この改定率では医療を立て直すことはできないと主張。国民の生命と安心を守るためにも、新たな医療費財源の確保に向けた取り組みを今後も続けていくとした。 また、同会長は、第2次唐澤執行部は誕生したばかりであるが、すでに新たな戦いが始まっていると指摘。当面の課題として、(1)政府が取りまとめる「基本方針2008」への対応、(2)「グランドデザイン2007」を進化させること―を挙げた。(1)については、このまま医療費抑制政策が続けていけば、わが国の社会保障は維持できないということへの理解を政府与党などに対して求めていくとしたほか、(2)については、日医の役割を改めて問い直し、日本の医療の再構築に向けたあるべき姿を提示して、国民の理解を求めていくとの考えを示した。 ◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代) |
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