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愛媛県松山市医師会 マイケル・ムーア監督作品「シッコ」上映会 |
■日時:3月16日(日)
医療問題の一般啓発を目的としたアメリカ映画「シッコ」の上映会を、松山市医師会、愛媛県医師会、日本医師会の共催で、愛媛県医師会館にて行いました。 この上映会は、医療問題、特に混合診療解禁と医療保険の民間への解放が、どれほど日本の医療に悪い影響を与えるかということを、国民に考えてもらおうという趣旨で、日本医師会が全国の医師会に呼びかけました。日本医師会が映画配給の費用を負担し、会場費用などは県医師会との折半で行うというものです。1月に日本医師会より連絡があり、これを受けて松山市医師会も、急遽、広報部が中心となり、上映会を企画しました。 マイケル・ムーア監督は、アメリカの社会派監督でカンヌ映画祭の最高賞を受賞しており、ドキュメンタリー風のタッチでアメリカの銃社会やブッシュ政権の告発映画で有名です。今回、上映された「シッコ」はアメリカの医療問題、特に医療保険を民間会社が運営することが、いかに生命や人権の軽視を生むか、それがアメリカ社会にいかに暗い影をおとしているか、を生々しく映しています。日本で現在、高まっている混合診療解禁と民間会社の医療保険への参入について、その先進国であるアメリカの実情を知るにはうってつけです。 松山市医師会広報部では、映画館やローズホール、市民会館や県民文化会館での開催を検討しましたが、日程的に人が集まりやすい日曜日の開催にこだわり、県医師会館で午後2回の上映を行うことで準備を行いました。 反響は想像以上で、医師会のホームページやメールマガジン、松山市医師会情報紙「まつこちゃんからのお知らせ」などを通じて参加者を募ったところ、当初予定した午後2回の上映(各定員250名)は2月中に予約で満員となり、急遽、午前に1回の追加上映を行うことになり、これも結果的に満員となりました。 当日は、午前10時の部200名、午後1時の部180名、午後4時の部130名が来場され、医療問題に対する関心の高さを物語っていました。会場には国会議員の塩崎恭久氏らもみえられ、また後日、FM愛媛でも取り上げられるなど、成功裏に会を終了いたしました。 ◆問い合わせ先:松山市医師会 TEL:089-915-7700 |
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