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定例記者会見 厚生労働省「安心と希望の医療確保ビジョン」に対する日医の見解 ―内田常任理事 |
まず、同常任理事は、「ビジョンは、厚労省が一部の有識者の意見を参考にして取りまとめたものである。舛添要一厚労大臣の私的諮問機関との位置づけである会議でまとめられたビジョンが、今後の厚生労働行政の方向付けをしたり、あるいはこれを基にして、関係検討会・審議会等での議論を進めるというようなことがあれば、日医としては、絶対に認められない」と主張した。 また、ビジョンのなかで、現場・地域のイニシアチブの重要性を指摘しているにもかかわらず、医療現場を代表する日医が全く関知していないことに疑問を投げ掛けた。さらに、財源の確保や医師確保策等について、具体的に踏み込んだ内容になっていないことが大きな問題だと指摘した。 日医としては、必要医師数についての方向性を出すために、各病院団体、全国医学部長病院長会議、日本医学会などとも連携を取りながら、鋭意検討を重ね、医療現場の具体的なデータの積み重ねによって提言をしていきたいとの考えを示した。 ◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第一課TEL:03-3946-2121(代) ◇定例記者会見資料はこちらから
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