白クマ
日医白クマ通信 No.961
2008年7月24日(木)


神奈川県大和市医師会
「外国人在住者を対象とした医療懇話会のお知らせ」

 大和市医師会は地域の国際化を医療の分野から推進するため、昨年度より外国人医療対策委員会をつくり、市内に居住する外国籍の人々に日本の医療制度、地域の医療システムについて言語別に説明したり話し合いを行なっています。

 本年は9月6日、地域医療センターにおいて、午後5時半より7時まで南米出身者を対象にスペイン語の通訳を交え、午後7時半より9時までフィリピン人を対象にタガログ語の通訳を交えて行ないます。

 内容は特定検診についての説明とどのようにしてこの検診を受けるかの説明、そして検診を受けた人に対しては結果の説明と指導についてです。

 特定検診は40歳以上75歳未満の人については義務、75歳以上の人については努力義務(長寿検診)とされていますが、それは外国人で健康保険または国民健康保険に加入している人、生活保護、後期高齢者医療制度の対象となっている人も同様ですが、日本語が理解できないゆえに制度から阻害されやすく、また受検することができたとしても日本語で行なわれる各種指導からは阻害されやすいのです。

 このような試みが「外国人も日本人も同じ地域の人として暮らす共生の社会」には必要なことであり、地域の医師会がそれを行なうことは医師会の社会活動として意義あるものだと考えます。

■日時:平成20年9月6日(土)
    午後5時半〜7時(南米出身者を対象:スペイン語の通訳付)
    午後7時半〜9時(フィリピン人を対象:タガログ語の通訳付)

■会場:地域医療センター

(文責:神奈川県大和市医師会副会長 小林米幸)

◆問い合わせ先:大和市医師会 TEL:046-263-3171


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