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日本医師会・四病院団体協議会懇談会 「メディカルスクールなどについて意見交換」 |
日医からは唐澤人会長、内田健夫・三上裕司両常任理事が、四病協側からは山本修三日本病院会会長、豊田堯日本医療法人協会会長、鮫島健日本精神科病院協会会長、西澤寛俊全日本病院協会会長らが出席した。 当日の議題は、(1)社会保障審議会介護給付費分科会の報告、(2)メディカルスクール、(3)医療法における人員配置標準、(4)その他―についてであった。 (1)では、三上常任理事が、6月18日と7月17日の介護給付費分科会で示された資料「平成19年介護事業経営概況調査結果について」「平成19年度介護労働実態調査結果について」を基に、収入の増加以上に人件費が伸び、収支差率が減少傾向にある介護事業所の状況や、厳しい労働条件の中で働く介護労働者の実態について説明した。 (2)については、四病協側から検討会報告書を作成する旨の報告があった。メディカルスクールの考え方は、四年間の大学課程修了者に1年半系統講義を実施、試験を経て、合格者に2年間半地域の中核病院で臨床実習を行い、実習終了後に行われる試験の合格者は医師として認められる。報告書は、医師不足の見地からではなく、医師を育成する一方法論として検討したうえで取りまとめるとの説明があった。 この件について日医は、従来の養成方法との関係を指摘して慎重な議論を要請し、四病協はメディカルスクールありきではなく、臨床にふさわしい医師を養成する一つの方法として、議論していくとした。 ◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第一課 TEL:03-3946-2121(代) |
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