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定例記者会見 「舛添大臣の発言に遺憾の意を表明」 ―羽生田常任理事 |
問題の舛添厚労大臣の発言は、報道によれば、7月17日に開かれた「『安心と希望の医療確保ビジョン』具体化に関する検討会」のなかでのもので、「医師に対する不信感を何とかして欲しいという国民の声もある。あえて私は時々『医師を信用しない一国民』の立場で発言することもある」というもの。 この発言に対して、同常任理事は、「医師をはじめとする医療関係者は、患者およびその家族と意思の疎通を図り、病気の治療やその内容について理解し、一緒に病気を克服するために日々懸命に努力している。発言の真意は定かではないが、今回の発言は、その努力に対する理解を欠いた不適切な発言だ」とし、遺憾の意を表明した。 そのうえで、同常任理事は、「大臣が考える『安心と希望の医療確保ビジョン』は、地域医療を支える現場の医療関係者なしには成立しない。これまでの財政一辺倒の医療政策から脱却し、あるべき医療の姿を提示する必要があるということは大臣と共通の認識と考えており、われわれは厚労大臣と厚生労働省とともに、国民のため、現場の医療の再生のために努力することを望んでいる」と述べ、今こそ、医療の将来像を多くの国民、医療現場の意見に耳を傾け、関係者が一体となって検討し、描いていく姿勢を示して欲しいと要望した。 ◆問い合わせ先:日本医師会総合医療政策課 TEL:03-3946-2121(代) |
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