日医白クマ通信 No.97 2005年4月15日(金) |
第2回国民医療推進協議会総会開かれる |
協議会会長である植松治雄日医会長が議長となり開会。植松会長はあいさつで、国民運動としての本協議会の活動によって、昨年12月に混合診療の全面解禁阻止ができたことに触れ、さらに、将来起こりうる医療制度の問題に力を発揮するためにも、一般市民も参加できる形に本協議会を拡大していきたい旨強調した。 つづいて、国民皆保険制度を守る地域集会と署名運動について、伯井俊明日医常任理事より、混合診療全面解禁阻止に至った経緯の具体的な報告があった。 今後の国民医療推進協議会の活動についての議事に移り、国民の健康を守るための禁煙活動の推進について討議した。日本医師会からは土屋隆常任理事、日本看護協会から古橋美智子副会長、日本歯科医師会から石井みどり常務理事、日本薬剤師会から工藤義房副会長が、それぞれ各団体の禁煙活動に関する取り組み等について提出資料の説明を行った。 日本栄養士会の原正俊専務理事、健康・体力づくり事業財団の増田和茂常務理事からの追加発言の後、討議内容を踏まえ、櫻井秀也日医副会長が「国民医療推進協議会 禁煙活動の推進方針(案)」を提示した。 方針(案)の具体的な内容としては、国民の健康を守る立場から、たばこ価格の大幅な引き上げを実現するとともに、当該税収を国民の健康のための施策の財源に充てるよう、強く要望するもので、協議会として承認された。 今後、国民医療推進協議会参加団体の各都道府県や郡市区組織の協力の元に全国的な禁煙活動の推進に努め、その集大成として、国民医療推進協議会として、国に対して要望書を提出する予定とし、終了した。 *土屋隆常任理事の「隆」の字は機種依存文字なので、近い字を使用しております。ご了承ください。 |
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