白クマ
日医白クマ通信 No.987
2008年8月21日(木)


定例記者会見
「地域医療、保健、福祉を担う幅広い能力を有する医師」の認定制度(案)を公表
―飯沼雅朗常任理事

飯沼雅朗常任理事


 飯沼雅朗常任理事は、8月20日の定例記者会見で、「『地域医療、保健、福祉を担う幅広い能力を有する医師』認定制度(案)」について、その内容を明らかにした。

 日医では、国民に理解され、支持される内容の生涯教育制度を確立し、そのうえでそれに相応しい、信頼される医師の養成に向けて、学術推進会議と生涯教育推進委員会の連携の下で、認定制度を含めたシステムやカリキュラムについて検討を行ってきた。

 同常任理事は、まず、認定制度(案)の取りまとめに当たり、6月5日に開催された平成20年都道府県医師会生涯教育担当理事連絡協議会やアンケート調査での意見をもとに、執行部で議論を重ねてきた経緯を説明。

 認定制度(案)には、名称や認定コース、カリキュラムなどが紹介されているが、今後、さらなる検討が必要であることから、現在、都道府県医師会に対して、本制度(案)についての意見を求めている。

 同常任理事は、「地域医療、保健、福祉を担う幅広い能力を有する医師」の養成は、国民から求められているものであり、日医が関連学会等の協力を得て、これまでの生涯教育制度をバージョンアップして、国に先駆け、認定制度を主導的に創設することこそが、国が企図しているフリーアクセスの制限、人頭割り、定額払い、総枠規制に結び付かない方策であるとの考えを示し、「今後は、都道府県医師会からの意見を踏まえ、学術推進会議、生涯教育推進委員会等との連携の下で、認定制度の創設を目指していく」と抱負を述べた。

◆問い合わせ先:日本医師会生涯教育課 TEL:03−3946−2121(代)


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