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平成18年3月改訂
(改訂第2版)
<作成>
厚生労働省
<作成協力>
財団法人 ウイルス肝炎研究財団
社団法人 日本医師会感染症危機管理対策室
「B型肝炎について〜一般的なQ&A」について
現在わが国では、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスの持続感染の状態にある人が、それぞれ100万人以上おられると推定されています。厚生労働省では、こうした状況を重く受け止め、平成12年11月に「肝炎対策に関する有識者会議」を設置し、平成13年3月に専門の立場から今後の肝炎対策の方向性について報告書をとりまとめていただきました。当該報告書では、普及啓発のためのC型肝炎に関する問答集を作成する必要性が指摘されたことから、同年4月には外部の専門家のご協力をいただきながら、「C型肝炎について〜一般的なQ&A」を作成しました。これについては、その後の新たな科学的知見の確立や制度の改正等を踏まえ、その都度改訂を重ねて参りました。
一方、B型肝炎に関しては、C型肝炎よりも早くから病態の解明が進められ、行政的な施策を推進してきました。昭和54年には厚生省肝炎研究連絡協議会を発足させ、院内感染対策ガイドラインの作成や、ワクチンの開発・実用化を図るとともに、B型肝炎母子感染防止事業等を実施してきました。さらに、近年になって、B型肝炎に関する診断、治療、予防等に関する研究はめざましい進歩を遂げており、一昔前とはその面目を一新するに至っております。こうしたB型肝炎を取り巻く現在の状況を、国民のみなさまにも知って頂くべく、このたび厚生労働省では、財団法人ウイルス肝炎研究財団に所属する肝炎の専門家、社団法人日本医師会感染症危機管理対策室などのご協力をいただき、「B型肝炎について〜一般的なQ&A」を作成いたしました。関係機関のご協力も得ながら、広く国民のみなさまへ適切な情報提供を行えるよう努めて参りたいと考えています。
平成16年3月
「B型肝炎について〜一般的なQ&A」ですが、平成16年の作成から2年が経過し、この間に新しい治療薬が認可されるなど、治療面で新しい動きがみられています。また、平成17年3月に設置された「C型肝炎対策等に関する専門家会議」により、「C型肝炎対策等の一層の推進について」が報告されたことも受け、今般、「B型肝炎について〜一般的なQ&A」についても一部改訂を行いました。
今回の改訂でも、財団法人ウイルス肝炎研究財団に所属する肝炎の専門家、社団法人日本医師会感染症危機管理対策室などのご協力をいただきながら作成しました。
今後も、関係機関との連携を保ちながら、国民への正確で新しい情報提供を行えるよう努めてまいりたいと考えています。
平成18年3月
■厚生労働省健康局結核感染症課
■財団法人ウイルス肝炎研究財団
■社団法人日本医師会感染症危機管理対策室
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