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平成30年(2018年)8月1日(水) / 「日医君」だより / プレスリリース

受動喫煙防止に関する広報活動について

 城守国斗常任理事は8月1日、記者会見を行い、未成年者にも受動喫煙防止対策を推進することの重要性を知ってもらうため、30秒の動画を制作し、渋谷のスクランブル交差点にある4つの大型ビジョンを使って放映することを明らかにした。

 受動喫煙防止対策の推進に関して、日医では、昨年5月から約2カ月間にわたり署名活動を実施し、264万を超える署名を集め、その結果を基に加藤厚生労働大臣に受動喫煙防止対策を強化する法律案の早期成立を求めた他、国民にたばこの害について改めて知って頂くため、小冊子『禁煙は愛』を制作するなどの活動を行ってきた。

 今回の動画は、日本を訪れた外国人に自国のたばこ規制の状況を語ってもらうことによって、日本の受動喫煙対策がいかに遅れているかを示すとともに、日医は受動喫煙のない健康な未来を目指していることを訴える内容となっており、学生が夏休み期間中の8月8日~19日までの12日間、朝9時から24時まで、1日に90回(1時間に3回の4面同時放映を含む)、合計1080回放映することにしている。

 同常任理事は、「7月18日に受動喫煙対策の強化を盛り込んだ改正健康増進法が成立したことで、日本の受動喫煙対策は一歩進んだと言えるが、その内容は、残念ながら不十分であると言わざるを得ない。この動画を一人でも多くの人達に見てもらうことで、受動喫煙防止対策の強化を求める機運が高まり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催までに、東京都のようなより強い規制を盛り込んだ条例を制定する動きが各地に広まることを期待している」と述べた。

 なお、本動画は8月8日以降、日医のホームページでも視聴できるようにする予定。

日本医師会 意見広告CMはこちらから新規ウィンドウでリンクします。

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