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令和元年(2019年)12月5日(木) / 日医ニュース / 解説コーナー

特別インタビュー 医師会病院で休日夜間診療を担当して

特別インタビュー 医師会病院で休日夜間診療を担当して

特別インタビュー 医師会病院で休日夜間診療を担当して

 今号では、国会議員でありながら、医師会病院で休日夜間診療も担当されている国光あやの衆議院議員に、休日夜間診療に携わるようになったきっかけなどについて、話をお聞きした。

Q衆議院議員の活動の傍ら、現在でも、地元の医師会病院で休日夜間診療を担当されているとのことですが、どのようなきっかけで始められたのですか。

 地元茨城県は、全国ワースト2位の医師不足県で、医師確保は喫緊の課題です。国政の立場からお力になれるよう取り組むのは衆議院議員としてもちろんのこと、すぐ目の前にある医師不足という危機に「自分自身も何かできないか」と常々思っていました。
 そんな中、地元の石岡市医師会病院で、石岡市医師会の先生方が、一次救急の患者さんを診る休日夜間診療所を開設・運営されておられますが、医師会員の先生が当番制で入られる中、年々医師会の会員数が減っているため、当番医の確保に大変お困りのご様子でした。
 「このままでは存続が危ういかもしれない......」とのお声を頂戴し、「地域医療、救急現場のために、自らもお手伝いしたい!」その思いから、医師確保対策に政策面から取り組むだけでなく、自らも医師として月に1回当番医をお手伝いしています。

Q国政活動と並行しての診療は、大変ではないですか。

191205l2.jpg いえ、時間の確保は確かに大変な時はありますが、やりがいを持って担当させて頂いています。
 日々、衆議院議員として、医療を始めさまざまな分野で活動させて頂いておりますが、医療はまさに「ホームグラウンド」ですので。
 今日も、子どもさんからご高齢の方まで、発熱、インフルエンザ、腹痛、動悸......たくさんの患者さんが来られました。診療時は、症状はもちろん、背景にある生活習慣や地域社会まで想像しながら診させて頂くように心がけており、虐待、うつ、孤立、中毒など、地域の政策課題の発見にもとても役立っています。

 

Q先生は、厚生労働省医系技官として政策立案に携わられた経験もありますが、医療現場、厚労省、衆議院議員として活動され、いかがですか。

 医療政策も政治も「基本は現場にあり」と思います。政策も政治も、その問題に関わるさまざまな立場からの意見があり、タフな調整を要する、意思決定の判断に迷う時もあります。そのような時は、必ず現場の声を聴くようにしています。そうすると、自ずと答えが見えてくるという経験が、厚労省時代、そして国政で活動する中でも何度もありました。

Q先生が診療を行う背景になった医師不足・偏在対策を考える中でも、現場経験は役立つということですか。

 そうですね。医師不足・偏在対策も、さまざまな意見や経緯がありますが、こうして現場に身を置くことで、地域医療を守るために何をすべきか、医師確保対策とキャリアパスの両立をどう進めていくかというヒントがたくさんあり、対策にフィードバックできるように心掛けています。

Q最後に、日医会員の先生方に一言お願いいたします。

 私自身も日医の会員の一員です。医師確保対策を始め、目下、令和2年診療報酬改定や全世代型社会保障の議論などがありますが、医師会員として、現場と政治の架け橋になるべく、医師会病院での診療の経験も活かして、地域医療の将来のために頑張って参ります。

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