日医定例記者会見 3月18・25日・4月1日
松本吉郎常任理事は、日医医師賠償責任保険(以下、医賠責保険)制度への「医療通訳サービス」の付帯について、4月1日より開始する予定であることを報告した。
日医では、今後、訪日・在日外国人の増加が見込まれ、医療機関を受診する外国人患者数が増大すると予測される中で、会員の負担を増やさず、なるべく多くの会員が利用できる医賠責保険の付帯サービスとして、本サービスを導入したものであり、医師と患者の良好なコミュニケーションを確保することにより、医療事故の防止につなげていくことを目的としている。
本サービスは、開設者・管理者が日医A①会員である医療機関の医師・職員を利用対象者として、(1)電話医療通訳(2)機械翻訳の2種類のサービスがあり、対象言語は、英語、中国語、韓国語を始めとする17言語となっている。
(1)では、事前に専用ダイヤルを登録し、毎日午前8時30分から午後12時まで医療通訳専門の通訳者につながり、1回の利用時間上限は30分で年間20回の制限が設けられている。
(2)では、自身のスマホやタブレットにアプリをダウンロードして使用でき、24時間利用可能となっている。
なお、現在の医賠責保険の保険料の範囲内で実施するため、一定の利用制限を設定する必要があるが、今後の利用実績を踏まえて内容の見直しを行っていく予定としている。
同常任理事は、新型コロナウイルス感染症などで医療機関を訪れる在日外国人等の増加する可能性があるとするとともに、本サービスが、良質なコミュニケーションツールとして役立つことに期待感を示した。
お申し込みは下記まで。
関連資料
問い合わせ先
日本医師会医賠責対策課 TEL:03-3946-2121(代)