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令和2年(2020年)6月29日(月) / 「日医君」だより

前執行部を継承しつつ、主張をブラッシュアップさせ新しい日医を

 中川俊男会長は6月27日の定例代議員会終了後、今村聡・松原謙二・猪口雄二の3副会長と共に記者会見に臨み、新執行部発足に当たって今後の方針を示した。

 中川会長は、まず、選挙期間を振り返り、「横倉会長に対峙するのではなく、横倉執行部の本流の後継者だと申し上げてきた」と強調。前執行部のあり方を継承しつつ、自身の思いを加味して新しい日医をつくっていくとした。

 また、14年間の医師会活動において、医療政策に関する議論には、日医として初期の段階から携わる重要性を痛感したとし、医療機関のみならず、国民や患者にとってどのような医療制度、医療政策、診療報酬のあり方が良いのかを念頭に、新執行部で対応していくとした。

 安倍政権との関わり方については、「政権与党の自民党を支持することはもちろんだが、時には今以上に距離を詰めて、時には少し距離を置いて、どのような距離感が良いのかを模索していきたい」と述べ、行動しながら主張をブラッシュアップさせていくとの姿勢を示した。

 続いて3副会長が抱負を述べた。

 今村副会長は、「日医で14年間、中川会長と共に仕事をさせて頂いた。会長の指示に従いつつ、日医、日本の医療、日本の国民を守るために、引き続きしっかりと働いていきたい」と強調した。

 松原副会長は、一致団結して中川会長を支え、国民・患者のために尽くしていく意向を示した。

 猪口副会長は、自身が全日本病院協会長でもあることに触れ、今後の日本の医療提供体制を形づくる上で診療所と病院がタッグを組むことが重要であり、そのために尽力していくとした。

 記者との質疑応答で、名誉会長の位置付けについて問われた中川会長は、定款の定めがないため、これから新執行部においてそのあり方を検討するとし、今後も横倉義武前会長の指導を仰ぎたいとした。

 どのような医師会をつくりたいかとの問いには、「地域医師会を全面的にバックアップし、医療現場が安心して医療に集中できるようにすることが最大の使命」とし、医療機関の経営面における新型コロナウイルス感染症の影響が深刻さを増す中、財政当局に強力に働き掛けていく姿勢を示した。

 国民皆保険への見解を質されると、「制度疲労の指摘があるが、その議論のほとんどは制度疲労ではなく財政的な問題であり、財政的な問題が抜本改革を求める議論につながっている」と指摘。公的医療保険と公的介護保険を卵の黄身に見立て、公的保険外サービスのあり方については、黄身を侵食せず、守るための白身であるべきとの持論を述べた。

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