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●マイコプラズマ肺炎とは?

どのように感染する?

マイコプラズマ肺炎の予防





マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎とは

一般に肺炎というと、「かぜやインフルエンザをこじらせて・・・」というイメージが強いと思われます。しかし、ここで見ていくマイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)という病原体が引き起こす肺炎で、一般の肺炎とは異なる症状が現れます。

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初期症状は発熱、全身倦怠、頭痛などで、やがて乾いた咳が出始め、次第に痰がからむようになることもあります。咳はしつこいのが特徴で、熱が下がってから1ヵ月近くも続くことがあります。この肺炎自体は軽症であることが多いと言われていましたが、重症肺炎や胸膜炎に進行することも珍しくありません。また、中耳炎、心筋炎、脳炎、肝炎、髄膜炎などの合併症が見られる場合は入院治療が必要になることがあります。

厚生労働省の統計によると、1984年と1988年の大きな流行以降は流行していませんが、2000年以降は徐々に患者数が増加し、2011年と2012年は明らかに増加しています。6〜12歳の子どもに多く見られ、14歳以下の患者の全体の約80%を占めます。季節では秋から冬にかけて多いのが特徴です。



 
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