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専門家で構成される「がん検診事業の評価に関する委員会(厚生労働省)」において、乳がん検診の受診間隔について検討した結果、2年に1度とすることが適切であるとされています。
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マンモグラフィは乳房を押しつぶして平たくすることで撮影するため、痛みを感じる方もいます。月経前は乳房が張ることからより強い痛みが生じます。月経前の検診を避けることで痛みを軽減することが出来ます。
マンモグラフィは、初期のがんを発見して死亡率を下げることが証明されています。がんを早期で発見出来るメリットを考え、月経前を避けて検診を受けることをお勧めします。 -
授乳中でも検査は出来ますが、正しい結果が得られない事もあります。授乳中は受診できないと定めている自治体もあるため、各自治体の乳がん検診の注意事項を確認してみてください。
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マンモグラフィによる放射線被ばくは主に乳房だけで、白血病の発生など骨髄への影響はほとんどありません。1回の撮影で乳房が受ける放射線の量は約0.05ミリシーベルトであり、一般の人が1年間に受ける自然放射線量の50分の1程度です。マンモグラフィによる健康影響は、ほとんどないと考えてよいと思われます。
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市区町村による住民健診、職場での検診などによって自己負担額は異なります。各自治体の検診を受ける方は、こちらのページより各自治体のがん検診ホームページまたはがん検診窓口へお問い合わせください。
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精密検査はいくつかの方法がありますが、疑わしい病変の部位や悪性の可能性の有無により選択されます。
乳房X線の追加撮影や乳房超音波検査、穿刺吸引細胞診や針生検などがあります。精密検査を受けた方の中で、約4.7%の方からがんが発見されています※。 -
超音波(エコー)検査は、現在のところ乳がんの死亡率減少効果について根拠となる報告はなされていません。今後、有効性の検証や超音波の機器を標準化し、撮影や読影の技術の標準化を行い、検診における診断基準を確立することが課題となっています。