子宮頸がん検診の検査方法 20歳以上の女性が検診の対象者です。

精度管理の観点から、各市区町村が30歳以上の対象者に対して実施する検査方法については、原則として各市区町村で一律となります。子宮頸がん検診の内容については、お住まいの市区町村がん検診の担当窓口にお問合せください。
**HPV検査単独法を導入するにあたっては、新しい検診方法の導入について、都道府県、地域医師会及び検診医療関係者の理解と協力が得られていることが要件となっています。
市区町村毎によって異なります
対象者 20歳以上 細胞診(2年に1回)
30歳以上 細胞診(2年に1回)または
HPV検査単独法(5年に1回)**
追跡検査対象者は1年後に受診

子宮頸がん検診の流れ(細胞診の場合)

子宮頸がん検診の流れ(細胞診の場合)

子宮頸がん検診の流れ(HPV検査単独法の場合)

子宮頸がん検診の流れ(HPV検査単独法の場合)

※1 従来の検診では含まれなかった検査

※2 節目年齢とは、30歳からの5年刻みの年齢のことをいう

検査方法

●問診

問診票に、月経周期や直近の月経の様子、生理痛の有無や月経血の量、妊娠歴、閉経した年齢などを記載していきます。また、診察室で医師からの質問に答えます。

●視診

膣鏡を膣内に挿入し、子宮頸部を観察します。おりものの状態や炎症の有無を目で確認します。

●細胞診

ブラシやヘラなどで子宮頸部を優しくこすり、細胞を採取し、がん細胞などの異常な細胞がないか顕微鏡で調べる検査です。ほとんど痛みは無く、短時間ですみます。

●HPV検査単独法

(市区町村が導入した場合に限り適用されます)
子宮頸部から細胞を採取し、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうかを調べる検査です。陽性とされた場合にのみ追加的にトリアージ検査として同一検体を用いた子宮頸部の細胞診を実施し、トリアージ検査が陰性の場合には、翌年度に追跡検査を実施する方法です。