大腸がん検診 大腸がんとは

大腸の構造

大腸の構造

大腸は、主に水分の吸収を行い、便を作る役割を担っています。便の中には食物の残りかすや、はがれ落ちた腸内の細胞、さまざまな細菌が含まれています。
大腸は、全長約1.5m~2m、直径約5~7cm(小腸の2~3倍)で、小腸を時計回りに取り囲むように位置しています。大腸は、盲腸、結腸、直腸に区分され、結腸はさらに上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸に分けられます。

大腸がんとは

大腸がんとは

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんです。
便が長い間貯留しているS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。
大腸がんにかかる方は増加傾向にあり、がんによる死亡数でも胃がんを抜いて第2位になりました。

大腸がんについて、詳しくはこちら

大腸がんの罹患率と死亡数

大腸がんの罹患率と死亡数

男性はおよそ10人に1人、女性はおよそ12人に1人が、一生のうちに大腸がんと診断されています。(2019年データに基づく累積罹患リスク)

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

がんでの死亡数

大腸がんは女性のがんによる死亡数の第1位です。
男性は28,080人、女性は24,338人の方が大腸がんで亡くなっています。(2021年)

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)